大学院受験は、大学受験のときとは異なり、周りに受験をする仲間が少なかったり、塾や学校の先生のように手取り足取り教えてくれる人が少なかったりして、孤独を感じやすいものですよね。
「大学院に行こう!」と決心したものの、「実際、毎日何時間くらい勉強したらいいのだろう?」「どれくらいやれば合格できるのだろう?」と、先の見えない不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、心理系大学院に合格した筆者が、「実際にどんなスケジュールで、何時間勉強していたのか」をリアルにお話しします。皆さんがこれから勉強量を計画するときに、ひとつのヒントにしていただけたら嬉しいです。
筆者の勉強時間と期間の目安
まず大前提として、私は受験期のとき「絶対に頑張りすぎない受験をしよう」と心に決めていました。
というのも、私は昔から「オンとオフのメリハリをつけること」がちょっぴり苦手で、そんな自分の弱点を克服するためにも、あえて無理な詰め込みはしないと決めていました。ですから、これからご紹介する時間は私にとっての「必要最低限」の時間。量よりも徹底的に「質」を重視したスタイルだと思って読んでみてくださいね。
- 準備期間: 学部3年の12月(ほぼ春休み)~学部4年の8月
- トータルの勉強時間: 目安として「平日1時間〜6時間」
「1時間から6時間って、ずいぶん幅があるな(笑)」と思った方もいらっしゃるかもしれません。これは、勉強を始めたばかりの「初期」と、試験直前の「直前期」で、勉強の密度が全然違うからです。
そして、最大のポイントは「勉強するのは平日のみ」にしていたことです。 学部4年生のときは週に1回のゼミしか授業がなかったため、平日の空いた時間をバイトと勉強に振り分けて、土日は友達と遊びに行ったりして思いっきりリフレッシュしていました。
【1日あたりの平均勉強時間】
- 初期(1〜3時間): 研究計画書の構想、英単語、簡単な心理知識のインプット
- 中期(3時間): 研究計画書の仕上げ、英語の長文読解、心理知識の深掘り
- 直前期(5時間以上): 出願手続き、英語(長文・単語)、200字問題対策、グループディスカッション対策、心理知識の総復習
院試の準備は、研究計画書に英語、専門知識、さらに200字対策やグループディスカッションまであって、やることが本当に山積みで目が回りそうになりますよね。ですがだからこそ、ただ机に向かう時間を増やすのではなく、「いかに時間を効率的に使うか」が合格の鍵になります。
では具体的に、私がどんな
風に1日を過ごしていたのか、タイムスケジュールを見ていきましょう。
心理系大学院合格者の「リアルな一日 」
初期:学部3年生12月~3月ごろ(大学の授業・バイトと両立期)
この時期はまとまった時間が作りにくいため、「隙間時間をどう使うか」が勝負でした。基本は午前中にバイトをして、午後に大学の授業やゼミを受ける生活でした。
- 07:00 起床
- 08:00〜08:30 勉強(前日の単語復習+研究計画書のざっくりチェック)
- 09:00〜13:00 バイト
- 15:00〜19:00 大学の授業
- 20:00 帰宅
- 20:00〜21:30 入浴・夕食
- 21:30〜22:30 勉強(研究計画書の作成・英単語)
- 23:00 就寝
【ここがポイント!】
まずは、「朝と夜の30分セット」です。よく受験テクニックで言われますが、人間の脳は寝ている間に記憶を整理してくれます。そのため「夜寝る前に英単語を覚えて、翌朝起きてすぐにその復習をする」というサイクルを定番にしていました。
もうひとつの鍵は、通学電車の片道約30分の「スキマ時間」です。 ここでは重い参考書を開くのではなく、心理学の知識本をパラパラ読んだり、研究計画書に使えそうな資料に目を通したりしていました。「あ、これ使えそう!」と思ったアイデアはその場ですぐスマホにメモ。そして、朝や夜の机に向かう勉強時間のときに、そのメモを元に形にしていく……というルーティンを作っていました。
中期:学部4年生3月~6月ごろ(卒論・バイトと両立期)
この時期になると大学の授業も落ち着いて、まとまった時間は取りやすくなりますが、今度は「卒論」や「バイト」とのバランスが大切になってくる時期です。ゼミも自由参加になったため、私は卒論の質問があるときだけ大学に顔を出していました。
- 07:00 起床
- 08:00〜08:30 勉強(前日の単語復習)
- 09:00〜13:00 バイト
- 13:00〜14:00 昼食・昼寝
- 15:00〜18:00 友達と図書館で勉強(研究計画書・英語長文・200字対策)
- 19:00〜20:30 入浴・夕食
- 21:00〜22:30 勉強(心理知識の整理・英単語)
【ここがポイント!】
朝夜の英単語ルーティンはそのままキープしつつ、この時期からは午後に友達を誘って図書館で勉強するようにしました。周りが頑張っている環境に身を置くと、自然と集中できるのでおすすめです。
また、「頭をフル回転させる勉強は日中にやる」ことも意識していました。脳は朝から日中にかけて一番活性化すると言われているため、集中力が必要な長文読解や200字の記述対策は、できるだけ明るい時間帯に済ませるようにしていました。
※ちなみに直前期(試験1ヶ月前)は、バイトを1ヶ月お休みさせていただき、午前中にもしっかり2時間ほどの勉強時間を追加して追い込みをかけていました。
限られた時間で合格するための「効率的勉強法」
私が実践していた、限られた時間で最大の効果を出すためのコツを3つご紹介します。
コツ1 「インプット」と「アウトプット」で時間を分ける
勉強内容を、覚える作業(英単語や心理知識の暗記=インプット)と、使う作業(英語の長文読解や200字問題=アウトプット)に分類しました。インプットは移動時間や夜のまったりタイムに行い、エネルギーを使うアウトプットは、脳が元気な日中に行うようにメリハリをつけていました。
コツ2 勉強時間を「小分け」にする
「一気に6時間ぶっ続けで勉強する」と考えると、それだけで疲れてしまいますよね。ですから私はあえて時間を細かくバラバラに分散させて、脳が疲れる前に休憩を挟むように工夫していました。小分けにしたなかでも、25分勉強5分休憩のルーティンで勉強していました。
コツ3 モチベーションが下がった日は「ながら勉強」でOKにする
どれだけ頑張っていても、「今日はもう1文字も教科書を読みたくない!」という日は必ずあります。そんなときは無理に机に向かわず、ベッドでゴロゴロしながら心理学系の本を眺めたり、院試対策のYouTube動画を「ながら見」したりしていました。完全ゼロにしないだけで、自分に拍手を送ってあげてくださいね。
まとめ
いろいろとお話ししてきましたが、ここでご紹介した勉強時間はあくまで私の一例です。一番大切なのは、「何時間机に向かったか」ではなく、「本番の試験で、自分の言葉でちゃんとアウトプットできるレベルに達しているか」ということです。
毎日身を削るような無理なやり方をする必要はないと思います。大切なのは、自分にとって一番心地よくて集中できる勉強スタイルを模索することです。これって、将来心理職を目指す上でとっても重要になる「自分自身を理解する(自己洞察)」ということにも、実は深くつながっているのではないかと感じています。
院試を乗り切る最大のコツは、とにかく「細く長く、継続すること」です。 1日5分でもいい、1つの単語を思い出すだけでもいいので、ご自身のペースで歩みを止めずに進めてみてくださいね。
皆さんの努力が素敵な形になって実るよう、心から応援しています!

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